ジョコビッチまたビザ取り消し 豪州当局が事情聴取か 全豪OPまで2日… 16日審理が

ジョコビッチまたビザ取り消し 豪州当局が事情聴取か 全豪OPまで2日… 16日審理が

 17日に開幕のテニスの全豪オープンを前に、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡ってビザを再び取り消されたジョコビッチ選手が身柄を拘束されました。オーストラリア政府は15日、バク・ジョコビッチ選手に事情を聴いたとみられています。  2度もビザを取り消され、全豪オープン出場が危ぶまれるジョコビッチ選手。  今や世界中のメディアが、その動向を見つめています。  CNNによりますと、大会2日前となる15日もオーストラリアの入国管理局の職員による事情聴取を受けたといいます。  大坂なおみ選手:「彼はとても素晴らしい選手で、このような形で記憶に残ることは少し悲しい」  ラファエル・ナダル選手:「全豪オープンは彼がいてもいなくても素晴らしい大会になる」  ことの経緯は、こうです。  ジョコビッチ選手は5日、大会の開催地オーストラリアに到着後、ワクチン接種免除の条件を満たしていないと入国拒否に。裁判所に異議を申し立て、10日に入国が認められました。  ジョコビッチ選手のインスタグラム:「裁判所の決定を歓迎します」  しかし、新たな問題も…。  ジョコビッチ選手は入国の際、「過去14日間、旅行していない」とする渡航申告書を提出していましたが、実際はスペインでテニスのイベントに参加するなど、虚偽の申告をした疑惑が浮上したのです。  ジョコビッチ選手のインスタグラム:「代理人が間違えて提出した。これは人為的なミスであり、意図的なものではない」  そして14日、オーストラリア政府から2度目のビザを取り消され、再び裁判に発展したのです。  泥沼化する入国問題にオーストラリア国民は…。  オーストラリア人:「率直に言うと、彼は来るべきではなかった。今、感染が急拡大している。特別扱いは私たちへの侮辱です」  オーストラリアでは今月に入り、一日の感染者が10万人を超えるなど警戒が高まっています。  一方、ジョコビッチ選手の地元のセルビアでは…。  セルビア人:「彼は世界大会で何度も優勝している。国外退去にするなんてありえない」  全豪オープン開幕まであと2日。16日に審理が行われる予定で、申し立てが認められた場合、ジョコビッチ選手の出場が可能になります。

テレ朝news

0コメント

  • 1000 / 1000